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2011年5月30日 (月)

やりとり

Cocolog_oekaki_2011_05_30_14_34

ナンを食べ終わる頃、

最後のかけらになった頃、

手で千切ったナンの様子がおかしかった。

確かにもっちりした生地が特徴なんだけど、

それにしても、生っぽい。

ゆっくり千切ると、伸びる。

焼いたナンが伸びるのは、おかしい。

ちょっとかじってみても…。

お店の男性に見せてみると、

少し驚いた様子で、コックに確認してもいいかと聞かれた。

もちろん。

Cocolog_oekaki_2011_05_30_14_41

その後、インド人コックさんがそのナンを持ってやって来た。

「これは食べられません。生です。」

そんな様なことを片言で、少し微笑みながら私に言った。

「そうですか」

そして、ミニラッシーをサービスしてくれた。

「ありがとう」

次に、私が最初に質問したお店の男性が、「すみませんでした」と声をかけてくれた。少し苦笑いで「生でした。」と言った。

「いいえ」私も笑う。

そのお店のナンはいつもとても美味しい。

だから、最後まで食べたかった。

でも、生では食べられない。

私が確認したい事に、そのまま答えてくれた。

丁寧過ぎる言葉ではなく、ちゃんと伝わる短い言葉。

心の乗っかった言葉。

1つも無駄なやりとりはない。

シンプルはとてもすっきりする。

とてもわかりやすい。

また食べに行こう。

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コメント

こゆきさん

お久しぶり~
…ナンの話で心が温まったなんて言われたら恥ずかしくなりました…
でも、あの時は本当に気持ちいいほど解り易いやりとりで、面白かったです。
端がちょっとナマなんてそんなに問題じゃないんです。ただの失敗です。

こゆきさん、またクラスで逢いましょうconfident

投稿: みわ | 2011年6月 7日 (火) 15時55分

みわ先生

初めてコメントします。
TOKYOYOGAに通うこゆきです。

最近時間が合わず、
先生のレッスンがなかなか受けられなくてさみしいので
ブログを拝見していました。

・・・・すてき。

ナンのお話は最後どうなるかと思いましたが
とっても心が温まりました。

また先生のレッスンを受けたい!と
思いました。

投稿: こゆき | 2011年6月 7日 (火) 15時04分

どんぐり

その時、お店は立て続けの注文で忙しそうでした。
だから、「ナマ?」と思ったのと同時に、忙しくて少し慌てたのかな?と思いました。
その解釈でワタシが質問しなければ、コックさんはナマを出してしまったことに気づきません。
知っているのはワタシだけです。
でも、ワタシが言うことでコックさんは真実を知ります。
そして、慌てたことを反省するかもしれないし、次はナンの端の焼け具合に注意深くなるかもしれません。
ナンの真実を聞くワタシもお店も、いい気持ちはしないけど、その後はお互いがとてもスッキリするのです。
そう言っても、お店が誤魔化して真実を言わなかったとすると…どちらもどんよりしますが…。
ワタシはそのお店を信じたんだと思います。
だから言いたくなったのかもしれません。
言っても大丈夫だと思えたのかもしれません。
だから、どんぐりさんも信じられる相手であれば、きっとどんな事もシンプルに伝えていると思います。
”いつも”じゃないと思いますconfident

投稿: イリ | 2011年5月31日 (火) 22時24分

私だったら「生ですよ」と言えません。
だから「生でした」という事を聞く事もありません。
心の中で(なんで生やねん)と思って??のまま想像で終わります。
「生ですよ」と言えるあなたは素晴らしい。
「生でした」という真実を聞く事ができる。
伝えないと伝わらない、シンプルな事がどんぐりにはできませんいつも、、

投稿: どんぐり | 2011年5月31日 (火) 21時28分

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