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2016年1月21日 (木)

輝きの時

子供を連れて散歩するようになってから、本当にいろんな人から声をかけてもらった。
そして、何度も言われるのが「今が一番かわいいとき」「あっという間だからね」「楽しんでね」。
言われていることはわかるけれど、すんなり自分の中に入ってこなかった言葉だ。
かわいいけど、大変!
1日はあっという間に終わるようで、先が長く長く思われた。
楽しんでるかな?

昨日、たまたま出会った雑誌の中の文章がするりと私の中に入ってきた。そして、ニヤリとして、今が楽しく嬉しく感じた。
これも、1年半という時が流れたからなのか。
私に少し余裕がうまれたのか。
まだまだこれからも続くけれど。

子供がうまれて、どんなに我慢することを教えられたことだろう。どんなにあれこれの欲望を諦めたことだろう。しかし、その具体的な記憶は大半沈殿して浮かんで来ない。細かくて多すぎるせいかもしれない。ともあれ、ふりかえると、幼児から小学校卒業あたりまでの、片付けても片付けても散らかってしまうような日々が、家族の一番の輝きの時のように思える。
- 山田太一 『夫婦のすがお 忘却装置を通すと』より

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